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副鼻腔炎(蓄膿症)の手術

副鼻腔とは、大きく分けて、おでこにある前頭洞、目の内側にある篩骨洞、篩骨洞のさらに奥に蝶形骨洞、頬の奥にある上顎洞からなり、粘膜からは鼻水が分泌されています。

副鼻腔炎は、大きな意味では風邪症状ととらえることができますが、特に副鼻腔の炎症が主となるものを副鼻腔炎といいます。花粉症はシーズンが終われば症状はなくなりますが、副鼻腔炎は適切な治療を行わないと、症状が慢性化する場合があるため注意が必要です。また、風邪や花粉症をきっかけに、副鼻腔に炎症が残り、鼻症状がなかなか良くならないという方も多いです。鼻水の流れがとどこおったり、体調が悪くなったりすると副鼻腔内のばい菌の活動が活発になり、粘り気のある鼻水がたまります。色のついた鼻水がでる、鼻づまり、頭痛、目の奥が重苦しい、顔が痛い、歯が痛い、のどに痰がおりてくるなどのさまざまな症状が起こります。

副鼻腔炎の治療法

大きく分けて、保存的治療と外科的治療があります。

保存的治療とは内服や鼻処置、ネブライザー治療などを行い、外科手術を行わずに治療します。
発症からの時間が短い急性副鼻腔炎の場合は、1週間程度の内服で治りますが、慢性化すると少量の抗生剤を3ヶ月程度内服していただく場合もあります。

なお、少量の抗生剤を長期にわたって投与する場合、副作用が発生する確率は数%と言われており、胃腸障害、肝機能異常、不整脈などが主なもので重篤な副作用はほとんどありません。もし強い副作用がでた場合は、ただちに投薬を中止します。

外科的治療は、鼻の中の構造が副鼻腔炎を起こしやすい場合、大きな鼻茸がある症例、薬物治療が無効である症例には手術を行います。

手術は内視鏡を用いて行います。病的な粘膜や副鼻腔にたまった膿を取り除きます。これにより鼻閉や後鼻漏感を改善する手術でありますが、副鼻腔炎が再発しないように、出入り口を大きく開放する事も重要です。副鼻腔を一つの空洞にしたりすることにより、副鼻腔炎の薬物療法を効果的に行えるように、再発防止のための構造を変える治療です。

副鼻腔の手術は以前は入院での手術が必須でありましたが、現在内視鏡の発達も進み、より低侵襲・短時間での手術が可能となっております。そのため当院では日帰り手術を施行しております。なお全身麻酔での手術の希望のある方や、病変や合併症によっては全身麻酔、入院での手術をお勧めする場合は、連携施設での手術、または手術実績が豊富な施設への紹介もいたします。

 

手術方法について

内視鏡を用いて、鼻の中を明るくモニターに映して手術を行います。鼻茸の切除や患部の処置を行い、各副鼻腔との交通路を拡大して終了します。終了後は鼻の中にスポンジ状の詰め物をした状態で帰宅となります。

手術をする前の膿がたまったり、ポリープができている副鼻腔は下図のような状態です。

鉗子で副鼻腔を隔てている壁を壊したり、狭い部分を広げて鼻水の流れを良くします。

次にポリープや内部の炎症粘膜はマイクロデブリッターという特殊な機械で除去します。

 

炎症病変、膿などを取り去ることで、各副鼻腔との交通を良好にします。

副鼻腔を一つの空洞にし、かつ鼻腔との交通をつけます。

これにより、副鼻腔炎の薬物療法を効果的に行えるように、再発防止のための構造を変える治療でもあります。

副鼻腔が再び閉塞してしまわないようにスポンジや綿を詰めて終了します。

当院では体温で溶ける詰め物を使用しておりますので、手術後数日間は鼻の詰まった状態ですが、徐々に溶け出して鼻呼吸ができるようになります。ガーゼを抜く作業は行っておりませんが、手術後2週間程度で奥に残った詰め物を取る処置や抜糸を行います。

※手術時間は片側で30分~1時間程度ですが、他の手術と同時に行ったり、十分な準備・局所麻酔及び術後の経過観察があります。そのため、予約制で行っており毎週月・火・金の11時前後より受診していただき施行します。

日帰り手術の流れ

 上記、副鼻腔の手術(内視鏡使用)は予約手術となります。

 当日のながれについてはこちら。

高額医療費制度

 上記、副鼻腔の手術(内視鏡使用)は高額医療費制度の適応になる事があります。

 詳しくはこちら。

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