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アレルギー性鼻炎(花粉症)外来

当院ではアレルギー学会専門医によるアレルギー性鼻炎(花粉症)の診断治療を行っております。

アレルギー性鼻炎の治療は『治るか、治らないか』の2択ではありません。アレルギー体質を完全に改善する方法はなく、いかに自分にあった(副作用などが少ない)治療法を選び、症状をコントロールする事が治療のポイントです。

耳鼻咽喉科医としての局所治療及び局所観察による正確な診断と、アレルギー専門医だからこそできる、その人にあった治療法をご提案してまいります。

当院では、下記のように特殊治療を行っております。お気軽にご相談ください。

花粉症について詳しくはこちら

薬物療法

最も多くの方が既に行っている治療かと思います。薬を飲んだり、鼻の中にスプレーをしたりする治療です。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を除くために、粘膜の過敏性を抑えたり、症状を起こす原因である化学物質(メディエーター)が働かないようにする薬(点鼻薬、内服薬など)が用いられます。

薬を使用しても体質は変わりませんが、即効性があり効果も多くの方は十分期待できます。そのため薬をうまく使いこなさなければなりません。

現在、OTC薬(市販の薬)も多数でておりますので、どのように使い分けるかが重要であります。症状が続くときには、通院して鼻の治療やネブライザーを受けるのも効果があります。                        

免疫療法

抗原(アレルゲン)を体の中に入れて、アレルギー体質を改善する方法です。

ごく少量の抗原から投与を開始し、徐々に投与量を増やしていき体を抗原(アレルゲン)に慣れさせる治療法です。

約70-80%の方に効果あります。(約20%の方は効果がないと言われております。)約3-5年の継続した加療をお勧めしております。

従来は注射での治療でしたが、現在はご自宅で薬を舌下に投与する舌下免疫療法が保険適応になっております。

当院は舌下免疫療法導入維持が可能な施設です。

お気軽にご相談ください。詳しくはこちらもご参照ください。

手術療法

外科的治療で鼻の中の構造や機能を変える治療です。

レーザー加療

下甲介粘膜下骨切除(鼻腔の通りを良くする手術)

鼻中隔彎曲矯正術(鼻腔の通りを良くする手術)

後鼻神経切断術(鼻汁・くしゃみを改善させる手術)

などがあります。

重症の通年性のアレルギー性鼻炎で、抗原回避除去や薬物での症状をコントロールできない場合や薬物を使い続けたくない場合などに行います。

これもアレルギー体質を改善する事はできませんが、症状を抑える効果は薬物療法や免疫療法より効果的であります。

手術に関しては、近年手術器具の発達もあり、様々な選択肢が出てきております。

状況に応じて適切な方法を選ぶ事が重要です。

当院では、上記手術を局所麻酔日帰りで行っております。(院長の手術実績はこちら

もちろん、全身麻酔での希望や患者さんよっては適切な施設での手術紹介も行っております。

抗体療法(抗IgE抗体療法):ゾレア

2019年冬に保険適応になった重度のスギ花粉症の注射療法です。(詳しくは花粉症の治療こちらを参照してください。)

花粉症は、体に入った花粉を異物とみなしたB細胞(リンパ球の一種)がIgEという抗体を作り出し、それが肥満細胞(免疫細胞の一種)の表面にある受容体に結合することで起こります。肥満細胞に結合したIgE抗体がふたたび花粉の侵入を察知すると、肥満細胞はヒスタミンなどの化学物質を放出。これが、くしゃみや鼻水といった花粉症の症状を引き起こします。そこで、IgE抗体と肥満細胞の結合を阻害することで、アレルギー症状の原因となるヒスタミンなどの放出を抑制する薬剤が抗IgE抗体療法となります。抗ヒスタミン薬など従来の花粉症治療薬とは異なるメカニズムを持ちます。高い効果が期待されております。しかし、1回あたりの効果は2週間~1か月程度であり、他の薬剤と同様根本的な治療にはならず、値段も高価である事より、従来の保存的加療(薬剤加療)で効果のない重度の方が対象となります。

※この治療をご希望の方は、当院では少なくとも3回以上当院受診の必要があり、医師の方で必要性を判断し患者さんの同意のもと、施行いたします。

詳細はこちらのゾレア治療をご参照ください。

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