聴力は一般的に加齢とともに衰え始め、主に高音域から低下していきます。その結果、会話の際に母音は聞き取れても子音が聴き取りづらくなってしまいます。

それにより、聞き間違いが多くなる、話しかけられた時に聞き返すことが増えた、他の音が重なると会話がうまく聞き取れないと言ったことが度々現れます。また、銀行や病院といった公共の場で呼び出されても気が付かないなど、日常生活にも支障が出ます。

一般的に、加齢に伴う難聴や、発症から時間が経っている難聴に関しては、根治的な治療がないのが現状です。そのため、衰えた聴力は補聴器で補うことしかできません。

しかし、一概に補聴器といっても、その人にあった物及び使い方でないと全く意味がありません。（他人の眼鏡を使用しても、よく見えないと同じです。その人にあった補聴器が必要です。）

当院では、補聴器を購入販売は行っておりませんが、診察の中で補聴器の適応があるのか、その人にあった補聴器の使用方法などをご説明し、日常生活の様々な不便を解消して快適に暮らすためのサポートを行っていきます。

また、各種補聴器の公費及び身体障害者申請を行えますので、お気軽にご相談ください。