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花粉の点鼻薬の使い方

[2021.03.14]
当院では花粉症の方に、鼻噴霧ステロイドを主に処方しております。
点鼻薬(鼻噴霧ステロイド)の使用法について、間違った認識の方が多いのでご注意ください。
市販の点鼻薬とは異なります。
市販で多く売られている点鼻薬は血管収縮作用のある点鼻薬が主に売られております。これは、一時的に鼻の粘膜を収縮させる作用があり、高度の鼻閉に一時的に使用するには優れています。しかし、花粉症のように連日鼻閉がある方や鼻中隔彎曲症などで構造的に鼻閉のある方が、連用するとリバウンドを起こし、薬剤性の鼻炎を起こし逆に鼻閉が悪化します。1日2回まで10日程度にしてください。
鼻噴霧ステロイドは、副作用は少ない薬です。
内服のステロイドと異なり、体内への吸収が少なく安全であり、年中使用しても体への副作用が極めて少ない薬です。
効果はすぐには出ません。
鼻づまりの時だけ使用する方が多いですが、1回だけスプレーしても効果は十分には発揮されません。連用により強い効果が出ますので連用してください。一般的には使用後3~5日後に効果が出てきます。
刺激に弱い方も使える点鼻薬あります。
鼻の刺激に弱く、点鼻をすると悪化するので苦手という方が多いですが、そのような方も使える刺激の少ないパウダータイプの点鼻薬もあります。効果は液体タイプと遜色はありません。
まずは、苦手意識を持たずご相談ください。

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